現在、介護業界では人材不足が大きな課題となっています。そのような状況下でありながら、介護のスタッフを確保するのは年々難しくなってきています。また、介護士の雇用形態としては非正規社員が多く、60歳以上で働いている人も少なくないことから、雇用形態や働いている年齢層なども無視出来ない課題となっています。
厚生労働省の調査では、全ての産業と介護業界の平均離職率を比べてみると、介護業界の方がやや高くなっているという結果もあるようです。
しかしながら、実質的な離職率は職場ごとに変わってくるとも言えます。介護の仕事に携わりたいと考えているなら求人情報の内容を十分に把握して、長く安心して働ける場所であるか慎重に見極めることが大切となってくるでしょう。もし職場の情報を詳しく知りたいのであれば、専門のコンサルタントに相談しながら就職活動するのも一つの方法としてあります。また、離職率から介護業界の現状を分析してまとめたサイトなども参考になるでしょう。(>>おすすめサイト)
一方、介護士ではどの位の収入が得られるのか気になる人も多いのではないでしょうか。常勤の介護士の場合、手当なども含めた平均給与額は約28万円程となっており、ケアマネージャーの場合は少し高めの約34万円が平均給与となっています。介護業界では介護報酬というものがあり、報酬が高くなる程介護施設の収益も上がりますが、職員一人一人の給与に必ず反映されるわけではない可能性があることは理解しておく必要があります。
また介護の仕事では、自分の意思で非正規社員を希望して働いている人も多いようです。理由としては小さい子供を抱えていて、時間帯が短いパートなどの方が働きやすく、子どもの世話も出来るようにしたいと考えている人が多いことが要因としてあります。